商売繁盛の守り神 大黒天
頭に頭巾、狩衣をまとい、左手に袋を担ぎ、右手に福を呼ぶ木槌。米俵の上に立ち、小さい身体に肥満体、福耳とよばれる大きな耳が特徴です。米俵に座っている姿もあります。
大黒さまの頭巾は「これ以上見ない」という謙虚さを表し、米俵が二俵なのは「二俵で満足する」という無欲な心を示すといいます。
打ち出の小槌は「土」、つまり米などの農作物を生み出す大地を意味します。
漁業と商売の神 恵比寿天
生業を守り福をもたらす神。狩衣をまとい、指貫・風折烏帽子をつけ、右手には釣り竿を持ち、左手に鯛を抱えているのが一般的です。
とにかくおおらかで釣り好きであり、国の譲渡を迫られる交渉時にも釣りに出ていたというほどの暢気者。「えびす顔」というように常にニコニコ笑っており、小柄でやさしさがあふれる表情が特長です。海に囲まれた日本では、福をもたらす庶民の神様として古くから人気があります。
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